アーサー王伝説 物語紹介コーナー 要約・文法解説【英検4級レベル】

アーサー王伝説 をご存知ですか。
人々を導く存在の王は、偉大であるほど逸話は語り継がれて死後も私たちの文化、特に文学に影響を与えています。
シリーズ二回目は、多くの王の中でも聖剣エクスカリバーで有名な、アーサー王伝説を紹介します。
アーサー王は5世紀〜6世紀ごろに実在したといわれる、ブリトン人の英雄です。

英検4級程度の英文で記載してあるので、ぜひ日本語版と読み比べて英語学習に役立ててください。

ChatGPTが生成した物語の要約(ところどころ修正を加えてあります。)に、私が文法解説と単語の意味を補足しています。

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【話の要約 英語 と 日本語 + 解説】

A long time ago, in a special place called Camelot, there was a great king named Arthur.

昔々、キャメロットという特別な場所に、アーサーという素晴らしい王がいました。

名詞 + called で「〜と呼ばれている」名詞 + named で「〜という名前の」

His story is full of exciting adventures and magic.

彼の物語は、エキサイティングで魔法に満ちたものでした。

be full of ~ = 「〜でいっぱいである、〜で満ちている」 例) A basket is full of strawberries. カゴはイチゴでいっぱい

When Arthur was young, he didn’t know he was a king.

アーサーが若かったころ(とき)、彼は自分が王であることを知りませんでした。

このWhen は「〜のとき」という意味で接続詞として使われています。疑問詞として使う場合には、「いつ〜?」になります。

He grew up like a regular boy.

彼は普通の少年として成長しました。

このlike は「〜のような、〜のように」という意味で前置詞として使われています。似たような言葉で、alike = 「似ている、同様」があり、動詞として使う場合には、「〜が好き」になります。

But one day, something amazing happened.

しかし、ある日、驚くべきことが起こりました。

something や anything の後ろに形容詞がくることにより、「何か〜なこと」という意味になります。

He pulled a special sword, Excalibur, from a rock.

彼は特別な剣、エクスカリバーと呼ばれる剣を岩から抜き取りました

pull =「引っ張る」の過去形で「引っ張った、抜き取った」という意味です。

This showed everyone that he was the true king of Camelot.

これによって、彼こそがキャメロットの真の王であることが証明されました。

show + 人 + that ~ = 「人に〜ということを証明する」

King Arthur had brave and loyal friends, like Sir Lancelot and Sir Gawain.

キング・アーサーは、サー・ランスロットやサー・ガウェインのような勇敢で忠実な友人たちがいました

haveの過去形で had = 「持っていた、いた」という意味です。

loyal = 「忠実な」

They all sat at a big round table called the Round Table. What made it special was that everyone was equal there.

彼らは皆、ラウンドテーブルと呼ばれる大きな円卓に座っていました。それが特別なのは、そこでは誰もが平等に扱われることです。

関係代名詞の what が使われています。make it special = 「特別にする」なので直訳すると「それを特別にしたこと」になります。

In Camelot, they believed in doing good things, being brave, and helping others.

キャメロットでは、彼らは善行を行い、勇敢であり、他人を助けることを(が大切だと)信んじていました

believe と believe in の違いは単に「思う」のか「信じるのか」になります。今回は「信じている」なのでbelieve in が使用されています。

前置詞inの後に目的語として動名詞が3つ使われています。
1. doing good things = 「善行を行うこと」
2. being brave = 「勇敢であること」
3. helping others = 「他人を助けること」

King Arthur and his friends went on exciting journeys to protect people and find the Holy Grail, a very special cup.

キング・アーサーと彼の友人たちは、人々を守り、聖杯と呼ばれる非常に特別な杯を探しに行くエキサイティングな旅に出かけました。

go on a journey = 「旅行に出かける」

But not everything was perfect.

しかし、すべてが完璧ではありませんでした

部分否定の「すべて〜ではない」

Queen Guinevere, King Arthur’s wife, loved Sir Lancelot, and this caused problems in Camelot.

キング・アーサーの妻であるグィネヴィア王妃は、サー・ランスロットを愛していました。これがキャメロットで問題を引き起こしました。

cause a problem = 「問題を引き起こす」

At the end of the story, there was a big battle. King Arthur had to fight his own son, Mordred, who had turned against him.

物語の最後には、大きな戦いがありました。キング・アーサーは自分の息子であるモードレッドと戦わなければなりませんでした。

have to ~ = 「しなければならない」の過去形でhad to ~ =「しなければならなかった」という意味です。

Sadly, King Arthur got hurt very badly in that battle and was taken to a magical place called Avalon.

残念なことに、キング・アーサーはその戦いでひどく傷つき、アヴァロンと呼ばれる魔法の場所に連れて行かれました

get hurt = 「怪我をする」

be taken to ~ = 「〜に連れていかれる」

People say that one day, King Arthur will come back to rule Britain when it needs him most.

人々はいつか、(国が最も必要としたときに)キング・アーサーがイギリスを治める日が来ると言います。

most は冠詞のtheがつくことが多いですが、今回は比較対象がないため冠詞が省かれています。

That’s why they call him the “Once and Future King.”

それが彼を「一度だけの未来の王」と呼ぶ理由です。

So, King Arthur’s story teaches us about being brave, doing good things, and treating everyone equally.

だから、キング・アーサーの物語は、勇敢であり、善行を行い、誰にでも平等に接することについての教訓を私たちに教えてくれます。

前置詞aboutの後に目的語として動名詞が3つ使われています。
1. being brave = 「勇敢であること」
2. doing good things = 「善行を行うこと」
3. treating everyone equally = 「誰にでも平等に接すること」

It’s a story that has been shared for a long time because it gives important lessons about being a good leader and a good person.

これは良い指導者であり、良い人であるための重要な教訓を提供するため、長い間共有されてきた物語です。

that節の後に、受動態の現在完了が使われています。「共有されてきた」

アーサー王伝説の物語はいかがでしたでしょうか。
彼が引き抜いた聖剣の伝説は、中世ヨーロッパの文学の多くで語り継がられました。聖剣というシンボルが物語に登場するようになり、人々が力と責任、運命と正義感などの主題について考える点において重要な役割を果たしています。

語り継がれた中世ヨーロッパ文学の一部

1. ジェフリー・オブ・モンマスの「歴史の英雄たち」
2. トマス・マロリーの「アーサー王の死」(Le Morte d’Arthur
3. クレティアン・ド・トロワの詩「パーシヴァル」

また現代でも文学、映画、アニメなどで題材にされています。(Fateシリーズ、コードギアス、七つの大罪など)

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